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インフルエンザの季節から、花粉症の季節へ
2月のカレンダーは雪景色。でも、実際は暖かい2月ですね。今冬、「身を切るような寒さ」という日は数えるほどしかなかったように思います。まあ、東京の雪は3月4月に降ることもあるので、油断はできないのですが。 暖かくなってくると、インフルエンザの流行は終焉に向かい、かわって、花粉症の症状が出る人が増えてきます。当院でも、1月の最後の週から2月第一週の前半くらいまでが、インフルエンザのピークだったようで、その後は徐々に減ってきています。江戸川区全体ではすでに1月4週から少し減っているようで、地域によって流行に多少のずれがあるのがわかります。 今年のインフルエンザでは、「タミフル耐性ウイルス」が話題になりました。現在は、Aソ連型(AH1型)・A香港型(AH3型)・B型の三種類のインフルエンザウイルスが、毎年入れ替わりたちかわりで流行しますが、その中のAソ連型ウイルスで、タミフルに対する抵抗力をもつウイルスが増えてきている、というのです。 昨年から、タミフル耐性のAH1型ウイルスは諸外国で拡がっていることが報告され、日本でも、中間報告ではありますが、今シーズンのAH1型ウイルスは90%以上が耐性だということです。 今シーズンはAH1型とAH3型が混在して流行しており、年が明けてからはAH1型が多くなってきています。単純に半々と考えても、理屈の上ではA型インフルエンザの半分近くはタミフルが効かない、ということになります。実際の臨床ではそこまで効果が落ちている感じではありませんが、やはり昨年までよりは、効かない人は増えている、と感じていますし、まったく効いていないとは言わないまでも、熱が下がるのが遅い人も散見します。 そのかわり、というわけではありませんが、今シーズンのインフルエンザは、症状の軽い人、特に抗ウイルス薬を使わなくても熱が早く下がってしまう人が、比較的多かったと思います。 さてこれからは花粉症の季節。花粉症は年々低年齢化が進んでいると言われます。1歳未満でも、スギ花粉へのアレルギーを示す「IgE抗体」が高い人が増えているとのことです。もっとも、症状としての「花粉症」は、IgE抗体が上がってすぐに出てくるのではないらしく、実際に花粉症らしい症状があらわれるのは、ふつう早くても3歳くらいです。 小さい子どもの花粉症が増えてきたのに対応して、子どもに使うことのできる花粉症のくすりも、だいぶん種類が増えてきました。はなみず・はなづまりがひどい、という方は、小児科か耳鼻科で相談してみてもいいでしょう。 喘息のある子も、発作が出やすくなる時期です。喘息も鼻炎も、毎年この時期に調子が悪くなる、という方は、早めに予防薬を使い始めることをお勧めします。 2009.2 |








