夏かぜあれこれ

夏かぜのシーズンになりました。今年も例年どおりいくつもの夏かぜが流行っています。

主な夏のかぜは

・ヘルパンギーナ

エンテロウイルスというウイルスの仲間による夏かぜ。急に熱が上がり、のどの奥に口内炎のようなブツブツができて痛みます。たいていは2〜3日熱が続きますが、今年はわりに早く下がっている人も多いようです。

・手足口病

同じくエンテロウイルスの仲間によるもの。てのひら・足のうらにブツブツができ、口内炎ができるのが典型的な症状です。発疹は手足の甲やひざ・おしりなどにも出ることがあります。熱はふつう低く、出ないこともあります。

・プール熱(咽頭結膜熱)

アデノウイルスというウイルスによっておこります。急に高い熱が出て、目が赤くなり、目やにが出る・目が痛いなどの症状を伴います。のどは細菌による扁桃炎と見まちがえるほど真っ赤になるのがふつうです。熱は5日くらいは続くことが珍しくありません。去年はとても流行しました。今年は、典型的な症状になっている人は少ないようですが、妙にしつこい熱、という症状の人をときどきみます。

いずれもウイルス感染ですから抗生物質は効果がありません。高熱が続くこともありますが、ふだん元気なこどもでは問題になるような合併症が起きることはほとんどなく、自然に治ります。

熱が高い間は無理をせず、水分を十分にとってください。咳がひどいとか何度も吐くとか、変わった症状が出てきたらまた受診してください。

夏かぜは、はしかや水ぼうそう・おたふくかぜなどとちがって原因になるウイルスが何種類もあり、何度もかかることはめずらしくありません。ときにはおとながかかることもあります。疲れがたまっているときは要注意です。

2005.7