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この夏の夏かぜなど 暑い中にも秋の気配が漂うようになってきました。毎年、夏の終わり、8月後半から9月はじめにかけては、感染症の患者さんも少なく、季節の特徴的な病気も少ないので、おちついた外来になります。 夏の間、だいたい6月から8月、9月くらいまでは、例年「夏かぜ」に分類されるウイルス感染症が入れ替わり立ち替わり流行します。今年は、マスコミでも何度かとりあげられたプール熱(咽頭結膜熱)が、やはり目立ちました。 ここ何年か、夏だけでなく冬にも流行の小さなピークができるようになったと言われているプール熱。昨年の冬からすでに流行が言われており、今年にはいって春先からだんだん増えてきました。やはり6〜7月にはかなりの人数になり、夏休みにはいってようやく減ったものの、お盆明けの今でもまだ少なくない患者さんが来ています。 ただ、ひどく重症、という人はそれほど多くはなく、熱も意外に早く下がっている人もいますし、目の症状がひどい人はあまり見かけません。 最近はのどの検査でプール熱の原因である「アデノウイルス」を検出できるキットが普及しています。のどや眼の症状・所見が典型的でなくても、熱がつづくなどの理由で検査すると、アデノウイルスがみつかることが少なくありません。眼の症状、つまり結膜炎がなくても「咽頭結膜熱」「プール熱」と呼ぶべきなのか?というのも、ちょっと迷うところです。 もうひとつ、ヘルパンギーナも、夏休み前にかなり多くなり、一時はプール熱を上回りました。もともと熱が長く続く病気ではありませんが、今年はのどの荒れがひどい人は少なく、熱もすぐに下がる人が多かったように感じます。 対照的に少ないのが手足口病。夏の終わりになってようやく何人か受診していますが、このままあまり増えないで終わってしまうのかなぁ・・・と感じています。今年の手足口病は、口よりも手足や他の場所の発疹が派手な子、口内炎だけの子など、あまり典型的でない人が多いようでもあります。 涼しくなると、夏かぜのたぐいはすーっと減っていきます。ただ、プール熱に関しては、まだだらだらと流行が続きそうです。 2006.9 |







