麻疹と風疹のワクチン

4月から、麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)が開始されました。これにともなって、単独ワクチン(麻疹だけ、風疹だけのワクチン)は、いったん、予防接種法による接種(「法定接種」といい、事故などの場合は国が補償します)からはずされました。

しかし、これでは、片方だけしか接種できないまま4月を迎えた子や、どちらかにかかってしまった子など、単独ワクチンが必要子が取り残されてしまう、という問題点がありました。このような問題の指摘を受けて政令が改正され、6月からまた、単独ワクチンも「法定接種」に含まれることになりました。ただし、これもMR混合と同様、2才までです。

2才を過ぎてしまった場合は、MR混合でも、単独でも、任意接種になり、原則として自費となります。

ただし、江戸川区では、既に麻疹・風疹の接種票が手もとに来ていて、まだ接種しておらず、今度はじまるMR2期の大将にならないこどもについては、来年の3月31日までの間、公費で補助をすることになりました。対象になるのは、2001年4月2日以降に生まれた満2才以上のこどもと、2000年4月1日までに生まれた7才6か月未満のこどもです。この場合、お手もとにある接種票は使えません。健康サポートセンターで、専用の用紙をもらってください。

5才から7才までで来春小学校入学年齢になるこども(2000年4月2日〜2001年4月1日生まれ)については、MRの二期の接種票が新たに送られてきます。これは「法定接種」です。

麻疹は、5月に茨城県・千葉県で集団発生があり、話題になりました。幸い、その後今のところ都内では集団的な流行はないようですが、ときどき小さな流行があることはかわりありません。

麻疹とはどういう病気か、知らない人も増えてきました。しかし、麻疹は基本的に重い病気です。ふだん元気な子でも、熱は高く、長く続きますし、咳もひどく、消耗が激しい病気です。入院しなければならなくなる子もいます。いったんかかったら、抗生物質などは効かず、基本的に自力で治すしかありませんし、重い合併症も知られています。

任意接種であっても、早めに受けておいていただきたいと思います。

2006.7