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小さな種が土に深く根を張り、太陽と水の恵みを受けて、やがて芽吹き、嵐や日照りに耐えて伸びてゆくように、こどもという小さないのちも、潤いとやすらぎのなかではぐくまれ、様々な冒険、つまずきやかなしみをくりかえしながら、大きく育っていきます。 ひとりひとりのこどもがそれぞれに持つ、そんな「育ついのち」の力を、いろいろな場面で、わたしは見てきました。人の技術によってではなく、自然の力と時間とに委ねられて草木が豊かに繁るように、こどもの育ちにたいして、わたしたちおとなにできること、しなければならないことは、決して多くはありません。 元気なときだけでなく、病気になったときも、こどもの生きる力、育つ力、治る力が、大きくはたらいています。その力がうまくはたらいてくれるように支えることが、こどもの医療でいちばんたいせつなことだと考えています。 まず、こどもたちがことばで、表情やまなざしで、全身の動きで訴えていること、伝えてくれることに耳をすます。そして苦痛な検査は最小限に、よけいな薬はなるべく使わずに。おうちでの工夫でのりきれることがあれば、それも伝えあっていきたい。 小さなクリニックではありますが、こどもたちの育ちを応援し、こどもを見守るおとなたちの力をも育むことができるような場に、していきたいと思っています。 院長 石橋涼子 |








小さな種が土に深く根を張り、太陽と水の恵みを受けて、やがて芽吹き、嵐や日照りに耐えて伸びてゆくように、こどもという小さないのちも、潤いとやすらぎのなかではぐくまれ、様々な冒険、つまずきやかなしみをくりかえしながら、大きく育っていきます。
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